ぐでっと登っとこ

ロードバイクで楽しむヒルクライム TwitterID:@dtk_BACCHUS

初めての伊豆一

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1月19日は伊豆一ライドに行ってきました。

今回は初挑戦となります。アクセスの良い小田原を発着とし、時計回りで最後に箱根峠を持ってくるルートとしました。

早起きが苦手な我々篠っとこ夫婦は前日入りして宿泊します。
ここで一つ問題発生。4時スタートの予定でしたが、取ったホテルの駐車場が5時からじゃないと出庫出来ないという事でスタートを遅らせる事に:( ;´꒳`;):
4時に起床し、準備をして5時にホテルを出ます。

そして近くのコインパーキングにて今回の仲間と合流。


今回のメンバー

はらいち
同じく伊豆一初挑戦の林遣都。体も車体も超軽量。もう空気。エアいちさん。
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ズッキー
ワガママボディで白石峠26分のチート。体はラーメンで出来てる。
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しょっとこの飼育員
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しょっとこ
ブー🐷
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この4人で走り出します。

最初に今回の走り方をみんなで確認
・ローテーションは決めずに1列で走る
・休憩は60km毎
・基本L3で走る

一緒に走るのは慣れてるメンツですが、ここまでのライドはみんな初めてなので、疲労や補給等によって臨機応変にいこうとなりました。

スタートして数分

はらいち「💩したい」
篠「歯落ちた」
ズッキー「コンビニ行きてえ」
しょっとこ「車にスマホ忘れた」

と、先行き不安な幕開けです🤣


ここで簡単に伊豆一の説明。
その名の通り、伊豆半島を1周するライドです。個人的に走る人もいれば、イベントで開催される事もありますね。
通るルートや時計回りか反時計回りかで難易度も大きく変わりますが、どう行こうと距離も獲得標高も稼げるので関東圏の〇〇いちシリーズでは過酷な方だと思います。

今回はほとんど海沿いを通り、最後に箱根なので距離も獲得標高も最高レベルのルートとなります。
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小田原からすぐ国道135号線に入ります。
元々4時スタートだったのが紆余曲折で結局6時前スタートとなってしまった為、観光の車やトラック等で交通量がそこそこあります。

そこまで広くない片側一車線の道なのでかなり気を使いました。

これがあるので、伊豆一はもっと早い時間のスタートをオススメします( ˊᵕˋ ;)💦

しばらく自分が先頭で走って行きます。後半が怖いのでL3下限の200W目安に引いていきます。

熱海を過ぎた辺りで日の出を拝む事が出来ました。
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朝焼けに染まる空と海。最高の景色ですね(*ˊᵕˋ*)


道なりに行って伊東までくれば道幅も広く、交通量も少なくなります。

丁度この伊東で昨年の富士ヒルチャンピオン、佐々木遼君とすれ違いました。

なんでも大磯クリテリウムの会場に行く前にサクッと150km程走っていたのだとか、、、。
日中から夜まで予定詰まってるのにこの気合い。見習いたくても自分には難しい、トップレベル選手の凄さですね:( ;´꒳`;):

そのまま走り続け、60km地点で最初の休憩。
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走り始めでまだまだ元気だったので休憩時間も補給も適度に済ませます。

休憩後ははらいちさんが先頭で走り始めます。
この辺りから徐々に高低差が増え始めてきました。その為かはらいちさんはL3上限で踏んでいる。踏みいちさん、後で辛いよ( -᷄ ᴗ -᷅ )

東伊豆の辺りまで来ると海を高台から拝むような景色が増え、伊豆の良さを満喫出来るようになってきます。
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斜度も10%程があったりとだんだんキツい坂が増えてきて足が削られていきます。

30km程走ったところで篠に先頭交代。彼女は現在パワメ無しなので、登りで若干負荷が上がったりしますが、とりあえず彼女の感覚任せに走り続けます。

下田から国道135号線は136号線に変わり、それに沿って走り続けます。
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この先で、ポピュラーなルートとしてはこのまま136号線を行くのですが、より海沿いを走りたいという事で県道16号線に入って行きます。
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ここから今までより更に山岳っぽくなってきて、長い登りが増えてきました。

南伊豆に来たところでスタートから120km程、愛逢岬にて休憩を取ります。
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ここで反対側から登ってきた1人の女性サイクリスト。
色々と話をしていると。
女性「先輩と2人で走ってたんですけど、その先輩が2回もタイヤがバーストしてどうしようもなくなっちゃったんです。私はとりあえず走る事にして先輩は歩いて引き返してます。車のとこまで16kmくらいありますね。」
と、なんとも不幸なお話:(っ`ω´c):

休憩も終わらせ走り始めると、我々の中で「バースト先輩」というパワーワードが生まれますw

みんなで「バースト先輩は今どの辺歩いてるんやろ??」と、このワードで無駄に盛り上がってました🤣
その人もまさか知らない所で知らない奴らからバースト先輩とか呼ばれてるとは思わないでしょうね(›´ω`‹ )

この愛逢岬ではトイレ休憩とドリンク補給、あとは各自手持ちの補給食だけと簡易な休憩だったのですが、これがこの後かなり響きました:( ;´꒳`;):

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この通り、伊豆半島の左下はコンビニ等の休憩場所もほとんどなく、山岳地帯とも言えるアップダウンで10%オーバーの坂も点在。数kmある長い登りもあります。

愛逢岬を出た時は自分が先頭でしたが、20km程で交代。移行は前半と比べ先頭交代の間隔が短くなります。前半はほとんど先頭に出ていない篠やズッキーにも引いてもらいます。
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そして小雨がパラついて路面もウェットに。精神的にも疲れてきますが、幸い気温が高く凍える事はありませんでした。

石廊崎ら辺は魔界。しょっとこ覚えた:(っ`ω´c):

ズッキーはレースや競技志向では無いこともあり、一定ペースが苦手でどうしても登りで頑張ってしまっていました。

そこで、「頑張っていない1番早いペースで!それがL3だよ!」とアドバイス
我ながらわかりやすい表現( ᐛ )و

しばらく走っていると、先程話題になったバースト先輩を見掛けます。
話に聞いていた通り自転車を押してテクテクと歩いていました。
チューブならまだしもタイヤの予備は持っておらず、何も助けてあげられないので「お気を付けて!」と伝えてそのまま見送りました。

彼も「急に誰やねんw」となった事でしょう。後から愛逢岬でお会いした女性から我々の話を聞いてれば納得いただけるかな( 'ཫ' )
無事に帰れた事を祈ります(-人-)

この先はどんどん脚が削られて疲労も溜まっていき、「早く休憩したい、、、コンビニ出てきて:( ;´꒳`;):」と懇願しながら走ります。

スタートから175km地点。ようやくコンビニが出てきて念願の休憩に入ります。
後から確認したら愛逢岬からの55kmで1200UPしてたようです、、、。
120km走ってからのこれは、そりゃ疲れてきますよね😇

もうカロリーも完全にマイナスなので、しっかりとコンビニ弁当等でガッツリと補給します。

ここからは石廊崎と比べてだいぶ優しくなります。
コンビニ等、休憩箇所がいくつも点在し、三島の手前辺りからはほとんど平坦のボーナスステージです。

この辺からは疲れもありますが、坂も緩くなり文明のある風景の安堵感もありでL2~L3下限程のペースでゆったりと回していきます。

三島市に入り国道1号線に入ります。ここからはラスボス箱根峠。
の手前、スタートから230km地点で最後の休憩を取ります。

そしていざ箱根へ!と走り出して間もなく、雨がパラついてきました。
そして国道1号線だけあり交通量がかなり多くなっています。トラックも多いので気を使いました:( ;´꒳`;):


しばらく登っていくと霧も立ち込めてきます。車道は雨によるフルウェット、歩道には前日に降った雪が残る中、最後の登りだと気持ちを奮い立たせ登っていきます。
登りのラスト1km。みんな意気消沈してL3以下で登る中、自分はL4でラストスパートを掛けますw
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少し下って芦ノ湖へ。
正直、箱根峠頂上や今回行ってませんが大観山よりも、芦ノ湖畔付近が極寒です;:(∩´﹏`∩):;

休憩とまではいきませんが、湖畔のコンビニで暖かい物を飲んで暖だけ取ります。

そして箱根の下り。少し路面が心配でしたが交通量を考えて旧道の方から。

路面は雨のせいでフルウェットですが、凍結も残雪も無し!
温泉街近くになれば路面も乾いており、無事に下る事が出来ました。

ここから小田原まで。箱根湯本から小田原はほとんど真っ直ぐで緩やかな下り。6km程の道のりは一瞬でした。

そして伊豆一完走!!
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終わってみれば266km4340mアップ。
距離だけなら今までも近い数字走った事ありますが、獲得標高は過去最高かもしれません。

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完走後はみんな空元気の抜け殻状態でしたw

今回は初挑戦ながら、ペースはそこそこ速く、休憩も少なめに設定したので疲労度はかなりのものでした(´Д`)

ですが、もっと休憩を多く取ったり、ペースを遅くしたり、県道16号を使わず国道136号のまま行ったり、小田原スタートなら反時計回りで先に箱根をやっつけたり、もっと楽に走る方法もありますし、西伊豆スカイラインや仁科峠を使って距離は短くなるけど山を楽しんだり、一言で「伊豆一」と言っても楽しみ方は沢山ありそうに感じました。

前日に降った雪も沿岸部は雨だったようで路面も全く問題ありませんでしたし、こんな真冬でも気温10℃を超えていて快適(流石に早朝や夕方は寒いですがw)ですし、事前の情報収集は必要ですが冬でも安心して走れる1番近い場所がやはり伊豆です(*ˊᵕˋ*)

ただし、伊豆半島内陸部の山は流石に雪も降り、この時もチェーン規制等のある道もあったようですが沿岸部では積雪、凍結は滅多にないようです。
箱根も国道1号線の大動脈だけあって、積雪があってもすぐに対処してくれるようですね。

もしまた伊豆一をやる機会があるなら、今度は別ルートにしてみたり、他の季節にしてみたり、違う楽しみ方をしたいですね( *¯ ꒳¯*)

山岳込のロングライドにちょっと自信のある方にはオススメしたいライドでした⸜( ・ᴗ・ )⸝

ご参考に今回のルートです。
https://strava.app.link/NkBZ1WjQp3

奥様の記事も是非ご覧下さい。
https://shinorz.hatenablog.com/entry/2020/01/20/220731

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