ぐでっと登っとこ

ロードバイクで楽しむヒルクライム TwitterID:@dtk_BACCHUS

JBCF 東日本ロードクラシックday3E3参戦

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7月25日、東日本ロードクラシック群馬大会の参加レポートを綴りたいと思います。

~使用機材~

フレーム:AVEDIO BACCHUS SL
コンポ:シマノ6800、9000ミックス
ホイール:MAVIC キシリウム125
タイヤ:コンチネンタル GP5000 23c-CL


今年からJBCF登録し実業団レースに出れると意気揚々としていましたがコロナ禍により今回ようやく初戦となりました。

未だに多数の感染者報告がありホビー大会が続々と中止となる中、多々対策を施し開催していただいたJBCF主催、及び関係者の方々にはお礼申し上げます。

さて、今回東日本ロードクラシック群馬大会は3日間の連戦となっていましたが、自分は仕事の都合により最終日の25日のみ出走でした。

前日入りし、宿でチームに合流し翌日の作戦を監督より聞かされ、自分には大きな役目をいただきました。
※ぶっちゃけ優勝しろ!と言われるよりプレッシャーでしたw

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そして当日、開場前にチーム全員で現地入り。駐車場も良い場所に停められ早々に準備。そしてゼッケン受け取りと検車を済ませていきます。

最前列付近に並べたいということで試走時間開始と同時にすぐ試走を1周だけ済ませコースのポイントを把握。すぐに待機列へ並び最前列から2番目をゲット。

そしていよいよレースが始まります。

チームメイトの梅崎君、中村君を中心に展開をしていく作戦の為固まって並びました。

そしてスタートが切られローリングの開始です。

半周後にローリングスタートされるので出来る限りこの3人で最前列付近をキープします。

そしていざスタート!

早速登りなのですぐにセレクションがかかり、6倍?7倍?一気にペースが上がります。

もちろん足はフレッシュ。問題なく位置をキープしていきます。

雨によるスリップ懸念からか、平坦や下りは殆ど足止めた状態で流れていく。スタート直後に一気に上がった心拍はすぐに落ち着き、周りの選手の動きを逐一確認しながら進んでいきます。

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2週目に入りストレートの登りからテクニカルな下り区間へ。

やはりスリップに対する恐怖もあり、ブレーキはかなり余裕を持ち安全圏なスピードで下りコーナーに入ります。このセクションでは少しポジションを落としますが周りもそこまでスピード出せていない為ポジションの下がりは最小限で済ませます。

登り区間からの心臓破りまでに少しずつポジションアップ。チームメイトの梅崎&中村付近へ再度追いつく。

心臓破りの手前でチームの作戦通り中村君のアタックが入ります。思惑通り一部の選手が釣られてすぐに集団回収という流れが上手くいってます。

しかしその後は集団の密集、路面の問題等もあり作戦通りは厳しい、臨機応変にいこうと梅崎君とアイコンタクト。

自分もロードレース初心者なのでちょいちょい上がるペースに乗っていこうとしますが、逐一梅崎君から「足休めながらいきましょう」とアドバイスをもらう。

そのおかげで無理やり追い付く事をせず上手く自分をコントロールしながら先頭集団をキープしていきます。

3周目、4周目と下りで少し遅れるものの登りから平坦までに追い付いて梅崎君の近くに戻るという展開を繰り返していきます。

そして5周目、心臓破り手前の登り返し右コーナーで複数名が絡む大落車発生。

梅崎君が派手に転び、ぶつけられたり踏まれたりしマズイ状況に。

自分は落車発生箇所より5m程手前を走っていて、ちょうど登り返しのスピードが落ち始めていたタイミングだったのでなんとかブレーキが間に合い難を逃れる。

落車選手が続々再スタートを切る中、梅崎君は倒れて悶えている。打ち所悪かったか、、、

すぐに本人に近寄り確認し、バイクも軽くチェック。ホイールが回らないのはブレーキの干渉か?

彼は再スタートは厳しいと思い、すぐ後ろにいたサポートカーに本人とバイクを預け自分は再スタートに入ります。

落車から再スタートまで1~2分だったでしょうか。

先頭との差は絶望的ですが少しでも追い付きたいとペースを上げていきます。

ホームストレートに戻ってきた所でサポート中のチームメイト、監督に梅崎君の落車報告を走り際にし、その後も淡々と走ります。

同時に再スタートした選手、前からこぼれてきた選手達でローテーションしながら進んでいき、落車の怪我もある選手も混ざる中悪くないペースで進みます。

そしてファイナルラップの8周目。完走確実という安堵感で少しペースを落とし、一緒に走っている6名程の集団で和気あいあいと談笑しながら最後の1周を満喫します。

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そしてゴール!最終結果としてはトップと約4分差。22位となりました。

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~レースが終わって~

まずは初戦という事もあり第一目標であった無事故完走を果たし安心出来ました。

今までヒルクライムメインでしか殆ど走った事なく、一応ロードレースも想定した練習を今年は取り入れていましたが、やはり本番を経験しないと不安は拭いきれない所でした。
そして実際走ってみて、自分でも予想以上に戦える事がわかりました。

集団内にいたこともありますが、セレクションの掛かる登り区間ではやはりしんどい場面も多々ありましたが、他の区間では脚も心肺も簡単に回復させる事が出来、次のペースアップにも問題なく対応出来た事は自信に繋がりました。

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とある1周のデータ(天気のせいか勾配データはめちゃくちゃですが)。多くのインターバルが掛かる中登り区間では上手く上げられ、次の周回までには回復するという繰り返しになっていました。

ヒルクライムでは心拍もパワーも基本的には一定を心掛ける走りですが、このような走り方への対応力もかなり上がってきたと実感しました。

また、落車後の集団走の時に感じた事があります。自分が先頭で引いている際に登りではしっかり付いてきていたのが勾配が緩むと後ろがスッと離れてしまう場面が多々ありました。

恐らくヒルクライム経験があまりなく、ロードレースやクリテリウム等をメインに走っている選手は登りで頑張り平坦は休むという走りが多いのかな?と感じた瞬間です。

こういった場所で自分の強みを引き出し、勾配が緩んで周りが休んだ瞬間に引き離す事が出来そうだと、今後のレースで自分が展開を作る参考に出来ました。

そしてここまで多くのインターバルが掛かり、予想以上に足を止める場面も多いの事から0↔100の耐性をもっと強化しようとこれから補うべき所も見い出せました。


今回の実業団レース初戦、雨もあり仲間のトラブルもあり波乱ではありましたが、多くの学びを得る事が出来ました。

次戦、更に自分の走りを磨き、チームに貢献し、結果を残していきたいと思います。

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